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ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題が世間を騒がせていますが、同事務所に所属する東山紀之さんが、自らがキャスターを務めるテレビ朝日系の情報番組「サンデーLIVE!!」で、この問題について謝罪しました。
東山さんは、なぜこの問題に言及したのでしょうか？
そして、ジャニーズ事務所はどのように対応していくべきなのでしょうか？
この記事では、東山さんのコメントや報道をもとに、その理由と今後の展望を考えてみたいと思います。
東山紀之さんのコメント全文
まず、東山さんが番組で発言したコメント全文を紹介します。
以下は、Yahoo!ニュースから引用したものです。
ここで少しお時間をいただきます。先日、事務所より喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えを伝えさせていただきます。この件に関しましては、最年長である私が口を開くべきだと思い後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します。今回の、喜多川氏に対する元Jr.たちの勇気ある告白は真摯（しんし）に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは、本当に切実で、残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません。今回、事務所から再発防止策が出されましたが、我々はどのような未来を迎えるべきなのか、現在在籍しているタレントはどうすべきなのか、告発されたみなさんにどう対処するべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています。心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした。今後は、今いるみんなとともに、安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くしてまいります。日曜の朝にこのような話をしてしまい、重ね重ねお詫びを申し上げます。
東山紀之さんが謝罪した理由
東山さんは、「最年長である私が口を開くべきだと思い」と述べています。
これは、ジャニーズ事務所のタレントとして最も古株であり、ジャニー喜多川氏とも長く親交があったことを意味しています。東山さんは1985年に少年隊としてデビューしましたが、その前からジャニーズ事務所に所属しており、「ジャニー氏側近中の側近」と呼ばれるほど信頼されていました。
また、東山さんはジャニーズ事務所内でもリーダーシップを発揮し、「社長代行」とも呼ばれています。
そのため、東山さんは自分に責任があると感じたのでしょう。
また、「告発されたみなさんにどう対処するべきなのか」という言葉からもわかるように、東山さんは被害者や告発者の立場や感情を尊重しています。
これは、「サンデーLIVE!!」で被害者や告発者を招いてインタビューしたことや、「心を痛めた全ての方々」という表現からも伺えます。
東山さんは自分自身も被害者や告発者と同じようにジャニー喜多川氏から育てられた一人だという自覚があったからこそ、彼らに対して謝罪したのだと思われます。
ジャニーズ事務所はどうすべきか
東山さんは、「外部の方と共に全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならない」と述べています。これは、ジャニーズ事務所がこれまで行ってきた対応では不十分だという批判に応えたものです。
ジャニーズ事務所は3月にBBCがこの問題を報じた後も沈黙を続けており、5月14日に藤島ジュリー景子社長が動画で謝罪した際も具体的な再発防止策や真相究明委員会の設置などは示しませんでした。
そのため、被害者や告発者だけでなくファンや世間からも不信感や不満が高まっています。
東山さんは、「そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのか」という疑問も投げかけています。
これは、「ジャニーズ」という名前がジャニー喜多川氏個人と強く結びついており、「性加害」や「暴力団」というネガティブなイメージも拭えないことから、「ブランドイメージ」や「社会的信用」を回復するために必要だと考えたからだと推測されます。
しかし、「ジャニーズ」という名前は数十年間にわたって日本の芸能界やポップカルチャーを牽引してきた歴史や伝統がありますし、「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」などグループ名にも使われています。
そのため、「社名変更」は容易ではありません。
まとめ
以上が、東山紀之さんがジャニー喜多川氏の性加害問題について謝罪した理由と今後の展望です。
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